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健康診断関連ページ②肝機能

肝機能

AST(GOT)/ ALT(GPT)

体の蛋白質を構成するアミノ酸を作るのに必要な酵素で各種細胞が壊れるときに高値となります。特にALTは、肝臓に多く含まれます。各種肝疾患・心筋梗塞・筋炎・伝染性単核球症・肝がんなどで高値となります。

 

γ-GTP

肝臓や胆道系に異常があると他の酵素よりも早く異常値を示します。アルコール性肝疾患・薬剤性肝炎などで高値となります。

 

総蛋白

肝・心・腎疾患ならびに身体の栄養状態をみます。各種肝疾患・低栄養状態・ネフローゼ症候群・悪性腫瘍で低値となります。骨髄腫では高値となります。

 

アルブミン

蛋白の一種でこの値が低くなると肝硬変・腎臓病の可能性があります。

 

A/G比

血中の蛋白であるアルブミン(A)とグロブリン(G)の比率で、各種肝疾患・ネフローゼ症候群・骨髄腫・栄養不良・悪性腫瘍などで低値となります。

 

総ビリルビン

胆汁に含まれる色素で、肝機能障害・胆石・閉塞性黄疸・溶血性貧血などで高値となります。他の検査値に異常が無い場合には心配のない体質性黄疸が考えられます。

 

LDH

肝に最も多く含まれ、心・肺・筋肉・赤血球などにも存在する酵素です。

急性肝炎・溶血性貧血・心筋梗塞・筋炎・伝染性単核球症・肺梗塞・リンパ腫・各進行がんなどで高値となります。

 

ALP

胆道系酵素の一つで肝・胆道系以外に骨・小腸・胎盤にも存在します。

各種肝疾患・胆汁うっ滞症・肝腫瘍・胆石・骨軟化症・骨腫瘍・甲状腺機能亢進症などで高値となります。

 

TTT / ZTT

血清タンパク成分の質的・量的な異常をみる検査です。各種肝疾患(進行の判定に有用)・慢性感染症・膠原病・骨髄腫などで低値となります。

 

コリンエステラーゼ

肝臓で合成される酵素で、脂肪肝・ネフローゼ症候群・甲状腺機能亢進症などで高値となります。肝硬変・悪性腫瘍などで低値となります。

 

肝機能

肝臓を守るお酒の飲み方

  • 自分のペースで飲む
  • 強いアルコールは薄めて飲む
  • 食べながら飲む
  • 夜10時には飲むのをやめる
  • 1日1合、多くて2合まで
  • 週に2日は休肝日

改善のポイント

  • 糖質・脂肪のとりすぎに注意し、夜食・間食を控え、たんぱく質を中心に野菜や果物などを取り入れたバランス良い食事にしましょう。
  • 肥満の方は減量を心がけましょう。

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