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婦人科(予約制) ※女性医師
月・水・金曜日(旧)

※対象年齢:幼稚園児以上

 

当科の特徴

予約制となっております。
毎週月・水・金曜日の診察となります。患者さんが気軽に病気や身体の悩みについて相談できる外来を心がけています。お子様からでも気になる症状があればお早めにご受診ください。
また、内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科、泌尿器科、乳腺内科など、他の診療科と連携して治療にあたることができます。
 
※下記内容の診療は行っておりませんので、ご了承ください。
 ・不妊治療
 ・妊婦健診
 ・中絶手術
 ・子宮頸がん・子宮体がんの検査異常 

対象となる疾患

月経トラブル

月経痛が強い・月経量が多い・不正出血がある方は、子宮内膜症・子宮筋腫などの疾患をかかえている場合があります。また、月経前になると体調がよくない(PMS)、月経不順・無月経などの月経異常についてもご相談ください。経膣超音波やホルモン採血などを行います。

生理痛

生理痛は、腹痛・腰痛・膣痛・頭痛など様々な痛みがあります。子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患がある可能性もございます。生理痛にお悩みの方は、まずはご相談ください。

月経不順

 月経周期が正常な範囲に当てはまらない状態を月経不順と言います。正常月経の範囲は以下の通りです。

月経周期日数

25~38日 変動:6日以内

出血持続日数

3~7日(平均4.6日)

月経量

20~140ml

また妊娠していないにも関わらず3ヶ月以上月経が無い状態を「無月経」と言い、詳しい検査が必要です。
不正出血
 不正出血とは、月経時以外に腟から排出される出血のことです。若者から高齢者まで幅広い年代で起こりうる症状であり、場合によっては子宮頸がんや子宮体がんが潜んでいる可能性があります。
 ①月経時以外に出血がみられる
 ②閉経したのに出血がみられる
 ③下腹部痛や腰痛、発熱、おりものの変化などの症状がある
 不正出血は、他の症状を伴うケースも少なくありませんので、まずはご相談ください。
月経困難症
 月経時あるいは月経直前に起こる病的な症状です。下腹部の痛み、腰痛、腹部の膨満感、吐き気、頭痛、疲労・脱力感、食欲不振、イライラ、下痢および憂うつ等の症状があらわれます。病気を原因としない「機能性月経困難症」と、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などを原因とする「器質性月経困難症」に分類されます。
月経前症候群(PMS)
 月経前3日~10日の間続く症状です。症状は情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、食欲不振、めまい、倦怠感などの精神神経症状、腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹や乳房の張りなどの身体的症状があります。月経が始まると軽くなったり消失したりします。

おりもの異常

おりものは、女性生殖器からの分泌液などが腟を通して体外へ排出されるものです。腟内を潤し、細菌やウイルスの侵入を防ぐ重要な役割を持ちます。
正常なおりものは透明で乳白色をしています。下着についた黄色に見えるのは乾燥によるものです。

おりものの量や色は性周期によって変化しますが、何らかの原因で通常よりも多いおりものが排出されることがあります。
 ①おりものの量が多くなり、色や臭いに変化がある
 ②ほかの症状はないものの、水っぽいおりものが大量に出る
 腹痛や発熱などの症状を伴う
 生活習慣を改善しても、おりものの量に変化がない場合には、思わぬ病気が潜んでいる可能性も否定できないため、一度婦人科の受診をおすすめします。

排尿トラブル

・膀胱炎(頻尿、排尿痛、残尿感)
 女性は尿道が短いこと、尿の出口と肛門や腟の距離が近いことから女性に多い病気です。つまり、女性のほうが体の構造上、細菌が膀胱内に入りやすいため膀胱炎を起こしやすいといわれています。膀胱炎で多く見られる症状は頻尿、排尿痛、残尿感です。
 頻尿:何度もトイレに行きたくなる
 排尿痛:排尿した後に下腹部や陰部が痛い
 残尿感:排尿してもすっきりした感じがしないという症状が突然起きることが多いです。
 ほかに排尿時違和感、下腹部痛、腰痛、血尿、混濁尿(白く濁っている)、尿臭が強い、などがあります。
 膀胱炎は繰り返しやすいですが、生活習慣を見直せば予防できる病気でもあります。ただし、何度も膀胱炎を繰り返す場合や治りづらい場合には、ほかの病気が隠れている可能性があるので詳しく調べる必要があります。

外陰部のかゆみ・痛み・できもの

外陰部のトラブルとしては痛み(尿がしみる)・かゆみ・できもの・腫れ・赤み・熱感がある、といったものが主な症状ですが、婦人科の病気や性感染症の可能性もございます。放置せずに、まずはご相談ください。

性感染症(STD)

性交渉により発症する感染症です。クラミジア、ヘルペス、コンジローマ、淋菌、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、トリコモナス、エイズなど、症状に合わせて膣培養や採血などを行い、性感染症の検査・診断・治療を行います。

更年期症状

「更年期」とは閉経前の5年間と閉経後の5年間の計10年間の期間のことです。その時期にあらわれる様々な症状を「更年期症候群」と言います。症状は大きく3つに分かれます。ほてりやのぼせ、発汗などの「血管の拡張と放熱に関する症状」、めまい、動悸、頭痛、肩こり、倦怠感、冷えなどの身体症状、気分の落ち込みやイライラ、不眠などの「精神症状」です。

治療では飲み薬や貼り薬を使用したホルモン補充療法(HRT)や漢方薬を用いた治療などを行います。また、経膣超音波やホルモン採血を行います。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍です。不正出血や月経困難症、不妊の原因となることがあります。また筋腫が大きくなると、周囲の臓器を圧迫して排尿障害、便秘、腰痛を起こすこともあります。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫は卵巣内にできる腫瘍で、良性・境界悪性・悪性腫瘍の分類があります。無症状であることが多いため、健診や他科を受診した際に指摘されることがあります。

卵巣嚢腫の多くは良性腫瘍であるため、急激に大きくなったり転移を生じたりすることはありません。しかし、卵巣は”沈黙の臓器”とも呼ばれ、がんになっても症状が現れにくいとされています。そのため、腫瘍が大きくなって腹囲が大きくなる、下腹部にしこりができるといった症状が現れてから初めて病院を受診する方も少なくありません。

また、卵巣嚢腫は大きくなると破裂したり、卵巣の根元が捻れて血流がストップしてしまう茎捻転(けいねんてん)などを引き起こしたりすることもあります。いずれも急な腹痛がおこり、緊急手術が必要な場合があり注意が必要です。検査では経膣超音波、腫瘍マーカー採血などを行います。

子宮内膜症

子宮内膜に似た組織が、子宮の内側以外の場所にできる病気です。月経周期に合わせて増殖し、月経時の血液の排出を阻害したり、周囲組織と癒着して痛みを起こしたりすることもあります。不妊症の原因にもなりますので、早めの診察、治療が必要です。

老年性膣炎

閉経後に腟や外陰部に痛みやかゆみを生じるのが特徴です。患部が乾燥しやすいため、軽微な刺激によって、皮膚や粘膜にびらん・潰瘍を形成しやすい状態となり、出血を伴うことも少なくありません。このため、性交時には特に強い痛みを伴うようになります。

性器ヘルペス

外陰部や膣、子宮頸管やその周辺部位に赤い腫れが生じ、痛みやかゆみを伴う小さな水疱が左右対称に出現します。3〜5日ほどで水疱は破裂し、ただれた状態となり、激しい痛みを引き起こす場合もあります。この他、発熱、全身倦怠感、足の付け根のリンパ節が腫れるといった症状が出る場合もあります。また、尿が出なくなったり、排尿時に痛みが生じたりする膀胱炎症状が現れることもあります。

カンジダ膣炎

カンジダと呼ばれる真菌によって生じるかゆみを主な訴えとする病気です。外陰や腟の強いかゆみと酒粕状、粥状、ヨーグルト状などおりものの増加が見られます。炎症による外陰部の軽い浮腫(むくみ)、軽度の発赤も引き起こされます。そのほかのよくある自覚症状としては、外陰部や腟部のひりひりと焼けつくような痛み、性交痛、排尿障害などがあります。症状が出たら早めの受診を心掛けましょう。

ピルの相談

①経口避妊薬(OC)自費診療   避妊目的で使用する薬剤で、一般的にピル(低用量ピル)と呼ばれています。
 正確に服用すれば、約99.7%の避妊効果があります。避妊目的以外にも、生理痛・過多月経の緩和、月経不順の改善、PMSの緩和の目的で服用することもできます。
②低用量エストロゲン・プロゲスチン療法(LEP)保険適応
  月経困難症や子宮内膜症の治療薬として使用するため、保険適応となります。
③緊急避妊用ピル(モーニングアフターピル)自費診療
 性交後72時間以内に、1錠を1回服用していただきます。72時間以内ですが、なるべく早く受診して下さい。
④月経移動 自費診療
 旅行や仕事などで、月経を意図的にずらしたい方は、中用量ピルを服用していただき、月経を早めたり、遅らせたりすることができます。早めたい場合は月経5日目までに、遅らせたい場合は月経予定日5日前までに受診して下さい。
 ①と②の処方希望の方で、35歳以上一日15本以上の喫煙者・血栓症・高血圧・糖尿病・肝障害・脂質代謝異常、エストロゲン依存性腫瘍・異常性器出血・前兆を伴う片頭痛・授乳中などの方は、処方できない場合があるためご相談ください。
 自費診療の料金等につきましてはお問い合わせください。

HPVワクチン

HPVワクチン(けいがんワクチン)とは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐ予防接種に用いられる薬剤のことです。

子宮頸がんは子宮の入り口である子宮頸部に生じるがんで、原因のほとんどが性交渉によるヒトパピローマウイルス感染です。

HPVワクチンは市区町村が主体となって実施する定期予防接種で受けられるほか、定期予防接種の対象年齢以上の人が任意で受けることもできます。HPVワクチンの接種はヒトパピローマウイルスの感染を予防し、HPVが原因の病気の予防につながります。

※当院では9価HPVワクチン「シルガード®9」と「ガーダシル」でご対応させていただいております。

 妊娠診断

対象者:
市販の妊娠検査薬で陽性がでた・月経が遅れている・月経がこないなど、妊娠の可能性がある方。
検査・診断:
尿検査と超音波検査、必要時採血も行います。※当院では妊婦健診や分娩は行っておりません。

その他(子宮頸管ポリープ・子宮脱)

子宮頸管ポリープ
 子宮頸部と膣をつなぐ部分にできる突起です。大きさは米粒大から大きくなると親指大にまでなり、出血やおりものの原因となります。当院では外来にて状態に応じて子宮頸管ポリープの切除術を実施しています。
子宮脱・子宮下垂
 骨盤の中にある子宮を支える筋肉が衰え、子宮が本来ある位置から下がってくる病気です。よく見られる症状としては、下垂感、排尿障害、排便障害、膣の違和感や重苦しさなどがあります。当院では外科的処置を伴わない「ペッサリーリング」の装着による整復術を行います。

主な検査

・子宮頸がん検診/子宮体がん検診
・経腟・経腹超音波検査
・HCG検査(妊娠判定)
・各種ホルモン検査
・抗ミュラー管ホルモン検査(不妊の検査)※ご希望の方
・おりもの検査 など

婦人科診察時の持ち物

診察後に出血や消毒液が出てくるかことがありますので、おりものシートやナプキンをご持参いただくようお願いいたします。

※下記内容の診療は行っておりませんので、ご了承ください。

  • 不妊治療
  • 妊婦健診
  • 中絶手術
  • 子宮頸がん・子宮体がんの検査異常 
  • HPV検査

 

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