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ピロリ菌の検査・除菌は保険でできる?胃カメラが必要な理由

[2026.08.31]

 

健診や人間ドックで「ピロリ菌の疑い」と言われたり、胃の不調が続いたりすると、「検査や除菌は保険でできるのか」「費用はどのくらいか」「除菌すれば胃がんの心配はなくなるのか」と気になる方は多いものです。

ピロリ菌は、胃炎や胃潰瘍、そして胃がんの原因にもなる細菌で、除菌によってこれらのリスクを下げられることがわかっています。一方で、検査や除菌を保険で受けるには胃カメラ(内視鏡検査)が条件になるなど、知っておきたい仕組みもあります。

この記事では、ピロリ菌の検査・除菌と保険の関係、費用の目安、除菌の流れ、そして除菌後に胃カメラを続ける理由まで、内視鏡を専門とする立場からわかりやすくお伝えします。

ピロリ菌とは

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に住みつく細菌です。強い酸のある胃の中でも生きられる性質を持ち、多くは幼少期に感染し、そのまま胃の中に長くとどまるとされています。

感染していても自覚症状がないことも多いですが、長い年月のあいだに胃の粘膜に炎症を起こし、慢性胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍、さらには胃がんの発生に関わることがわかっています。日本人の胃がんの多くにピロリ菌が関係しているとされ、除菌によって胃がんのリスクを下げられることが報告されています。だからこそ、感染の有無を確かめ、必要に応じて除菌することに意味があります。

 

ピロリ菌の検査・除菌は保険でできる?

「ピロリ菌の検査や除菌は保険でできるのか」は、多くの方が気にされる点です。

結論から言うと、保険で受けるには、胃カメラ(内視鏡検査)で胃炎や胃潰瘍などがあることを確認していることが条件になります。

これは、健康保険では「胃カメラで胃の病気が確認された方のピロリ菌感染」に対して検査・除菌が認められている、という仕組みによるものです。
胃カメラを受けずに、ピロリ菌の検査だけを希望する場合は、自費診療となります。「まず胃カメラで胃の状態を確認し、必要に応じて保険でピロリ菌の検査・除菌へ進む」という流れが基本になります。胃カメラは、ピロリ菌以外の胃の病気を見つける機会にもなります。

 

ピロリ菌の検査方法

ピロリ菌の検査には、いくつかの方法があります。胃カメラのときに調べる方法と、胃カメラを使わずに調べる方法に分けられます。

胃カメラの際には、胃の組織を少し採って調べる方法などがあります。一方、胃カメラを使わない方法としては、次のようなものがあります。

- 尿素呼気試験(袋に息を吹き込んで調べる)
- 血液検査・尿検査(抗体を調べる)
- 便中抗原検査(便を調べる)

どの方法にも特徴があり、状況によって使い分けます。ただし前述のとおり、保険で検査・除菌へ進むには胃カメラでの確認が前提となるため、まずは胃カメラで胃の状態を確認することが基本です。どの検査が適しているかは、診察のうえでご説明します。

 

ピロリ菌の除菌治療の流れ


ピロリ菌がいるとわかった場合、除菌治療を行います。除菌は、飲み薬で行うのが基本で、入院などは必要ありません。

胃酸を抑える薬と2種類の抗菌薬を、1週間ほど朝晩に飲みます。
飲み終えてしばらく期間をあけたあと、除菌できたかどうかを確認する検査(尿素呼気試験など)を行います。

1回目で除菌に成功する方が多いものの、うまくいかなかった場合は、薬を変えて2回目の除菌を行います。1回目の成功率はおおむね7〜8割程度、2回目までを合わせると9割以上とされています。健康保険では、この除菌治療は2回目までが対象で、3回目以降は自費診療となります。

 

除菌の費用の目安


費用は、保険が適用されるかどうかで大きく変わります。胃カメラで胃炎などが確認された場合、ピロリ菌の検査・除菌は保険の対象となります。

保険が適用される場合(3割負担)の目安として、胃カメラの検査費用を含めて数千円程度から、内容によって幅があります。除菌の飲み薬の費用は、これとは別にかかります。一方、胃カメラを受けずにピロリ菌検査のみを希望する場合や、3回目以降の除菌は自費診療となります。実際の費用は、検査の内容や組織を採取するかどうかなどによって変わりますので、受診時に具体的にご説明します。ご不明な点は、遠慮なくお尋ねください。

 

除菌すれば胃がんにならない?


「除菌すればもう胃がんの心配はいらない」と思われがちですが、これは知っておきたい大切な点です。除菌によって胃がんのリスクは下がりますが、ゼロになるわけではありません。

長くピロリ菌に感染していた胃の粘膜には、炎症による変化(萎縮性胃炎など)が残っていることがあり、これがすぐに元に戻るわけではないためです。実際に、除菌から何年も経ってから胃がんが見つかることもあると報告されています。除菌は胃がん予防にとって大きな一歩ですが、「除菌したから安心」と検査をやめてしまうのではなく、その後も胃の状態を見守っていくことが大切です。

 

除菌後も胃カメラを続ける理由と検査の間隔


除菌後もリスクが残るからこそ、その後の胃カメラによる定期的なチェックがすすめられます。除菌後に見つかる胃がんは、早期であれば自覚症状がほとんどないことも多く、定期的な胃カメラが早期発見につながります。

検査の間隔は、胃の粘膜の状態や年齢、家族歴などによって変わりますが、リスクに応じて1〜2年ごとの胃カメラをおすすめすることが多いです。「除菌が済んだあと、いつ・どのくらいの頻度で検査を受ければよいか」は一人ひとり異なりますので、あなたの胃の状態に合わせてご提案します。除菌はゴールではなく、その後の見守りまでを含めて胃を守る取り組みと考えていただければと思います。

 

当院の胃カメラ|内視鏡専門医による苦痛の少ない検査


「胃カメラはつらそう」「苦しいのが不安」という理由で、検査をためらう方は少なくありません。当院では、こうした負担を抑える工夫をしています。

当院では、鎮静剤を用いて苦痛を抑えた胃カメラを行っています。眠っているような状態で検査を受けていただくこともでき、体への負担に配慮しています。胃カメラでピロリ菌の原因となる胃炎などを確認し、保険での検査・除菌へとスムーズにおつなぎします。ピロリ菌が気になる方も、まずは胃の状態を確認するところから始めていただけます。

 

戸田公園駅すぐでピロリ菌・胃カメラをお考えの方はMIRAI CLINIC TODAへ


ピロリ菌の除菌は、胃炎や胃潰瘍を防ぎ、胃がんのリスクを下げる大切な取り組みです。そして、その第一歩となるのが胃カメラによる胃の確認です。

MIRAI CLINIC TODAは、JR埼京線戸田公園駅西口から徒歩1分、提携駐車場もあり、内視鏡専門医の資格を持つ医師が苦痛の少ない胃・大腸の内視鏡検査を行っています。
「ピロリ菌の疑いと言われた」「胃の不調が続く」「除菌後の検査について相談したい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。詳しくは胃カメラ検査・内視鏡検査のご案内もご覧いただけます。

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