プロペシア（一般名：フィナステリド）

男性型脱毛用薬という薬効に分類されるお薬です。AGAの人の頭皮部分に多くあるとされる男性型脱毛症の原因物質である「ジヒドロテストステロン（DHT）という物質が作られるのを1つの角度から抑えることで髪の毛の成長する周期を正常化し、抜け毛を抑えます。
プロペシアの効果を発現させるためには少なくとも3～6ヶ月以上の服用が必要です。なお、未成年や妊婦・授乳中の女性は服用できません。また、服用中の献血はお控えください。

禁忌

・本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害剤に対し過敏症の既往歴がある方
・女性（妊婦、産婦、授乳婦等）
・小児

ザガーロ（一般名：デュタステリド）

DHTを2つの角度から抑えることで髪の毛の成長する周期を正常化し、抜け毛を抑え、毛髪数の増加が期待できるお薬です。6ヶ月間服用し続けても効果が得られなかった場合は服用を止めることがすすめられています。なお、未成年や妊婦・授乳中の女性は服用できません。また、服用中の献血はお控えください。

禁忌

・本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害剤に対し過敏症の既往歴がある方
・女性（妊婦、産婦、授乳婦等）
・小児
・重度の肝機能障害のある方

①経口避妊薬（OC）－自費診療

避妊目的で使用する薬剤で、一般的にピル（低用量ピル）と呼ばれています。正確に服用すれば、避妊効果は確実です。避妊目的以外にも、生理痛・過多月経の緩和、月経不順の改善、PMSの緩和の目的で服用することもできます。

②低用量エストロゲン・プロゲスチン療法（LEP）－保険適応療

月経困難症や子宮内膜症の治療薬として使用するため、保険適応となります。

③ミニピル－自費診療

ミニピルは、黄体ホルモンだけを含む低用量の避妊薬で、毎日同じ時間に1錠ずつ服用することで妊娠を防ぎます。エストロゲンを含まないため、血栓のリスクが少なく、授乳中の方やエストロゲンが使えない方にも適しています。飲み忘れに注意が必要で、月経が不規則になることがあります

スリンダ錠は、黄体ホルモンのみを含む避妊薬（ミニピル）で、エストロゲンを含まないのが特徴です。血栓症のリスクが少なく、授乳中の方やエストロゲンが使えない方にも適しています。

避妊の仕組みと効果

毎日決まった時間に服用することで、排卵を抑え、子宮内膜や子宮頸管の状態を変えることで妊娠を防ぎます。適切に服用すれば高い避妊効果が得られます。

メリット

• エストロゲンを含まないため血栓リスクが低い
• 授乳中でも服用可能
• 生理痛や月経量の軽減が期待できる

服用方法

28日間、毎日同じ時間に1錠服用してください（休薬期間なし）。飲み忘れには注意が必要です。

副作用・注意点

• 不正出血や月経周期の変化が起こることがあります
• 飲み忘れがあると避妊効果が下がります
• 他のお薬と併用する際はご相談ください

ご希望の方は診察時にお気軽にご相談ください。

④緊急避妊用ピル（モーニングアフターピル）－自費診療

性交後72時間以内に、1錠を1回服用していただきます。72時間以内ですが、なるべく早く受診して下さい。

⑤月経移動－自費診療

旅行や仕事などで、月経を意図的にずらしたい方は、中用量ピルを服用していただき、月経を早めたり、遅らせたりすることができます。早めたい場合は月経5日目までに、遅らせたい場合は月経予定日5日前までに受診して下さい。

①と②の処方希望の方で、35歳以上一日15本以上の喫煙者・血栓症・高血圧・糖尿病・授乳中などの方は、処方できない場合があるためご相談ください。